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2010/9/28/Tue

米が取れたぞー!!(2010.09.23)





写真は、沼平1号田のはせ掛けの全容、二週間ほど自然乾燥した後、脱穀・籾摺り作業が残りますが、あきたこまちについては刈入れを終えました。

野手神上2,3号田のコシヒカリはもう少し時間が必要とのことで今回刈入れを見送りました。

これまでの収量は121俵(60kg)7,260kg、概算反収は6.6俵(10アール当たり)、平場では10〜12俵ですから、中山間地の農業が如何に不利かお判り頂けるでしょう。

収量の差が即収入の差になります、平場の農業(特に米作り)でさえ再生産の為のコスト回収が不可能なのに、中山間地の農業では言わずもがなです。

とは言え何か中山間地の利を生かし平場との差別化を狙い半年努力した結果です、春先の冷夏予想でこの地では米は出来ないのではとの心配を吹き飛ばした結果でもあります。





写真は、当ふぁーむの保冷庫(保冷車のコンテナーにエアコンを取り付けた)、240俵(流通は30kgが基準)が出荷を待っています。

現在のところ20俵は出荷済み又は引き当て済みです。

今月末には最新の精米機が設置され白米でお届けできます。







2010/9/21/Tue

野手神下1、2号刈り取り(2010.09.21)





写真はコンバインで刈り取った米を軽トラックに移し変えて

いるところ・・・

中山間地の為移し変えも大変、坂の途中に止まった軽トラックの

発進も大変、免許取得の際の坂道発進を思い出しました。

2010/9/21/Tue

猿の被害を受けた野手神下1、2号刈り取り(2010.09.21)





写真は野手神下1号田、猿の被害を受け排水が充分でなく

コンバインも難儀しています。

山際は猿に遊ばれ収穫は皆無と思われるが何とか救いたい。

少しでも、半年間の苦労が少しでも報われる様に。

隣のMさんも応援に駆けつけK社の最新鋭機と二台で格闘。




2010/9/21/Tue

いよいよ念願のはさ掛け(2010.09.20)








(当地でははせ掛け:自然乾燥)

見習い農民を志願するに当たりどうしてもやりたかったひとつが

“自然乾燥米”だった。

今回の転身?について多くの人の意見を聞き“自然乾燥米を

作りたい、本当に美味しいの”?と聞いたらこぞって

“美味しい”と返ってきた。

社員9名の応援と指導員2名、当ふぁーむの3名の計14名

で作業開始あいにく時々小雨が降る日であったが皆の協力で

予定通り約10アールの沼平1号田のはせ掛けが終わった。

これから2週間の好天を祈るばかり、2週間後に取り入れ脱穀

籾摺りの作業が予定されている、通常行われている機械乾燥

なら刈入れて翌日には玄米になるが、その2週間の差が

美味しさに変わるか?楽しみだ。

作業開始に当たり指導員Sさんの説明を聞く。 

刈り取った後にはせを作り稲を掛ける。

2010/9/21/Tue

悲惨な結果(2010.09.18)








沼平農場の好結果を受け同日午後、野手神農場の上1号田の

刈入れにかかりましたが予想通りと言うか惨憺たる結果でした。

ここは前に書いたとおり雑草(主にヒエ)が異常に生え、

ヘリコプター防除の風圧と台風4号の余波で倒伏、その上獣害

(猪の侵入)を受けた田んぼでコンバインがまともに走行出来ず、

ヒエを取り込み最新鋭のデモ機を壊してしまいました!!!

収穫を放棄し焼却処理する事を検討することとしました。

残念!!

夜間監視を行い何とか刈入れまでと努力してきただけに涙が

出るほど悔しい、来年に向け雑草対策に取り組む覚悟です。

(この現象を“百姓の来年”と言うのだそうです、毎年、

来年こそはと決意を新たにするが次から次と新しい問題が

発生し続けるのが百姓の宿命と言う事か・・・)

今年見習い農民になった者にいきなり百姓の来年の洗礼です。

悲しい、悔しいでは先に進めないので予定を変更し、野手神農場の

下4号田の刈入れをすることにしました。この田んぼは

“いいたてふぁーむ”では一番大きく約40アール(4反田んぼ)

あります。

写真の通り野手上山(何故か山の名前は“神”でなく“上”なのだ)

をバックに良い景観ですが、刈入れが終了したのは午後7時を

過ぎていました。


2010/9/21/Tue

刈入れ開始(2010.09.18)?





コンバインに貯まった籾付きの米を軽トラの荷台に
移し変え、乾燥・籾摺りをお願いしたMさんの作業場
へ搬送。

乾燥機で25〜26%の含有水分を一晩掛けて15%
程度にし籾摺り(籾殻をむき玄米にする)作業と選別
(雑草の種やくず米を取り去る:何処にでもクズは
あるもの)を行い30kg単位に紙袋に詰める。

選別の結果、沼平農場の2,3,4号田約30アールの収量は
1,340kgでくず米は約45kg(関係者は一様に非常に
少ないとの評価)上々の出来でした。

刈取りが少し早かったせいもあり若干青米が多いが
乾燥をお願いしたMさんは青米が多少あっても風味が
あって美味しいとの事。


2010/9/21/Tue

刈入れ開始(2010.09.18)





氷雨降る3月25日の籾(もみ)さわしから数えて178日目
待ちに待った刈入れです。

沼平農場の2、3、4号田約30アール、朝露を避けて農作業
では珍しく9時半作業開始、農業指導員Fさんのコンバイン
(刈取り・脱穀機)と農機具メーカーK社の最新鋭のコン
バイン二台で約二時間で終了。

この日のために夜も寝ないで(昼寝して)がんばったかいが
あり昨年比20〜30%の増収とか?



2010/9/12/Sun

天敵と対峙(2010.09.13・14)





写真上は深夜、投光機に照らされた野手神農場の上1号田、中ほど

右寄りに黒い筋が見えますが猪の歩いた跡。

憎き猪の生態把握と被害防止の為、12日から夜間監視を始め

ました、村の人の説は種々あり、夕方と朝方に行動すると主張する

人と、夜だけだと主張する人、誰の意見を聞けば良いのか、

もっともこれだけ猪の数が増えれば猪の行動パターンも変わる?

食べ物がなく生きる為に夜だけとか朝方だのと言っていられなく

なった猪も必死なのだと思います。

昨晩の様子は、20時過ぎから発電機で投光機点灯、23時まで

焚き火しながら監視、何も現れず。

23時一旦引き上げ(投光機は点灯のまま)23時半今日最後の

確認をし就寝。

14日3時現場へ、発電機自然停止して投光機も止まっている。

4時半、村からもらった秘密兵器と自分で調達した秘密兵器を

持って巡視、真っ暗なので異常は確認できず、村からもらった

秘密兵器“8連発ロケット花火”と自己調達した爆竹に盛大に

火を点けすっきり。

14日夜からはラジカセを投入し大音響でNHK第一放送を、

猪たちに民主党のコップの中の争いを伝えています。

稲刈りまで後8日間、これまでの苦労を水泡に帰したくない

思いでやれるところまで行って見ます。

“水泡に帰す”なんて文学的な表現していますが、怒り心頭

なのです、こんな感情を抱きながら米を作る郷がここですか?

こんな事をしないと米作りが出来ないのではこの地で農業をする

気が起きますか?

農民の悔しさが判りますか?結果残るのは“怒り”と“あきらめ”

この実態を何とか改善してくれるのが行政じゃないのですか?

その為に税金を払っているのでは?

住民に“怒り”と“あきらめ”を抱かせる行政に高い税金を払い

たいと思いますか。


2010/9/12/Sun

特製野手神醤油ドレッシング(2010.09.12)





写真は、12日夜の猪の夜間監視の合間に作った特製醤油、写真

左はニンニクのみじん切りを醤油漬けたもの。

右は青唐辛子のみじん切りを醤油に漬けたもの、中央はそれらの

ミックスです。

試しにいろいろな料理に掛けて食べています、とても辛いのですが

美味しい!!との評判です。

先に醤油の味がして後からピリット辛い、食欲増進にはもってこい

です。

もっともこれ以上食欲が出ると困る人もいるようですが、食欲の

秋ですし。

来年からは新規事業として食品加工部門に進出しようかな?。


2010/9/12/Sun

どうやって食べる?(2010.09.12)





12日朝の収穫、かぼちゃ、ゴーヤ、なす、オクラ
この他にトマト、つるむらさき等到底食べ切れません。

オクラは生のまま薄切りにし(どんぶり一杯)マヨネーズ、
野手神醤油ドレッシング(当ふぁーむの特製:後述)をかけ
混ぜ合わせると納豆が入っていないのにすごい粘り気が
あり美味しかった。

これにニンニクスライスチップが入るともっと美味しい
と思うのだが・・・

オクラの素揚げに野手神醤油ドレッシングを掛けて食べた
がこれも美味、すみません自分だけ美味しいもの食べて。


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